点検評価と課題 267
7.点検評価と課題
平成19年度には分子研全分野に亘る外部評価を実施した。各研究領域に対する評価の公開部分が以下の節(7-1 − 7-4)に掲載されている。多大なご尽力を頂いた外部の先生方にここで改めてお礼を申し上げる。多くのお褒めの言 葉と共に厳しいご意見も頂いており,所員一同改めて気を引き締めて一層の努力をする必要がある。主要なポイント は以下のようであろうか(7-5 も参照)。
①内部昇格禁止を緩和したらどうか:色々な議論のあるところであるが,所内で議論した結果,やはり維持すること とした。
②新分野創出と分野をリードする努力をすること:教授,准教授は改めてこの認識を深め,独自性と気概を持って精 進することが必要であろう。
③設備インフラの充実を図ること:U V S O R ,大型計算機,N M R の世界的レベルの維持・発展を図ると同時にその他 設備の充実についても,国の財政逼迫の中で極めて厳しいが,国への要求の努力を続ける必要がある。また,「研 究設備有効活用ネットワーク」の拡充も極めて大事である。
④研究グループサイズが小さい:厳しい採用人事を行い現在の研究グループ制を維持することはやはり重要であると 考える。一方,一部教授に二人目の助教を配分しているが,研究所からの支援は限られるので,科研費を核とする 外部資金獲得の努力を一層進めるべきである。また,優れた大学院生の獲得も大きな課題である。奨学金制度の拡 充が望まれるが,R A制度の充実と宣伝の努力も必要であろう。また,所内の研究グループ間の協力研究及び客員 教授・准教授との協力研究をもっと推進すべきである。
⑤ IMS フェローのあり方についての議論も進んでいる。待遇改善とより柔軟性のある制度の模索を行う必要がある。
以上に加えて,大学共同利用機関としての分子研のあり方についての検討を行い,運営会議等においても議論をし て頂いた。7-5 にその内容がまとめられている。
(中村宏樹)